生命保険 選び方を 考える

こんな人には、こんな保険

新社会人には、どんな保険?
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白天使の主張

社会人になったからといって、保険に入らなければならない理由が生じるわけではありません。保険については、将来結婚したり、子どもができたりしたときに、しっかり考えればよいことです。ただし、若いいまのうちに入っておいたほうがベターな保険もあります。

いずれは必ず必要になる「終身保険」

終身保険には「解約返戻金」があります。保険契約を解約したときに戻ってくるお金のことです。契約内容や解約時期によっては、払い込んだ保険料以上の解約返戻金が戻ってくることもあるので、これを貯蓄の代わりに活用するという選択肢もあります。つまり、万一に備えながら資産を築くことができるわけです。ただし、終身保険を資産形成手段として使うデメリットもあるので、充分に注意してください(保険のキホン「終身保険で資産を築く場合のご注意」参照)。

一生涯の医療保障をいまから準備

病気やケガで入院する確率は高齢になるほど高くなるので、「一生涯の医療保障を確保しておきたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。そのような方は、できるだけ早く医療保険に入っておけば、月々の保険料負担は比較的軽くすみます。そして、60歳くらいで保険料を払い終えるプランにしておけば、高齢になってから保険料負担することなく、一生涯の医療保障を確保することができます。ただし、医療保険についてはさまざまな考え方がありますので、充分検討してから入るようにしましょう(「医療保険って、どうなの?」参照)。

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神の主張

 

黒天使の主張

「社会人になったのだから保険に入らなければダメ」などという言葉に惑わされてはいけません。たしかに、ライフステージがかわるタイミングは、保険を考えたり見直したりする良い機会であり、「就職」も大きなライフステージの変化です。しかし、「保険」という観点でみれば状況は学生時代と何ら変わりません。なぜなら、まだ守るべき家族がいないからです。

就職は「貯蓄元年」、いまのうちにできるだけ貯蓄を。

「保険」という観点でみれば状況は学生時代とかわらないといいましたが、「貯蓄」という観点でみると「就職」は重大な出来事です。なにしろ、定期的な安定収入を得られるようになったわけですから、まさしくそのときが「貯蓄元年」です。将来、結婚したり子どもができたりすると、日々の出費がかさんで、なかなか貯蓄ができなくなります。いま、自由に使えるお金があるうちに、できるだけ貯蓄を積み上げておくことが大切です。

保険については子どもができてから考える。

それでも「保険に入っておかないと何となく不安…」と思ったら、保険のパンフレットを取り寄せる前に、まず社会保険を確認してみてください。社会保険とは国が提供している制度で、遺族保障、医療保障、障害保障などさまざまな角度から国民を守っています。つまり、あなたは「国が運営する保険」にすでに入っているのです(保険のキホン「社会保険は究極の保険!?」参照)。日本は先進国の中でも比較的社会保険が充実しており、その内容をみれば、とくにサラリーマンは手厚く守られていることが理解できるはずです。そのうえで、やはり不安に感じるならば、そのときには保険の検討をしましょう。民間の保険はあくまでも社会保険の補完と考えることをおすすめします。

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神の主張

 

神の主張

白天使も黒天使も、じゃっかんの意見の違いはありますが「本格的な保障の確保は、結婚、そして子どもができてからで良い」という考えでは、一致しました。なぜ、そうなのでしょうか?

保険の基本は「家族」を守ること

保険を考える際、その中心になるのは「万一のこと」を保障する「死亡保険」です。死亡保険の役割は、万一のことが起きてしまったとき、のこされた家族を経済的にサポートし、生活を維持させることです。したがって「家族」が守るべき対象となります。独身のうちは守るべき家族(※)がいないので、結婚し、そして子どもができてから、つまり「家族」ができてから、本格的に保険のことを考えればよいのです。

※「親は家族ではないのか?」という疑問を持つ方もいると思います。もちろん、同居・別居に関わらず、親は大切な家族ではありますが、親世帯が経済的に自立していれば、自分に万一のことがあっても経済的なサポートは必要ないはずです。したがって、保険によって守るべき対象とはならないのです。

経済的に支えている人がいれば話は別

ただし、例外もあります。たとえば、高齢の親を扶養している場合や、きょうだいの生活を自分の収入が支えているようなケースです。このような場合は、家族の状況にあわせて、ある程度の死亡保障を確保しておくことをおすすめします。もちろん、学生のうちに結婚してすでに父親になっているような場合は、しっかりと万一に備えた保障を確保しておく必要があります。

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